「○✕△っていうアプリが出たの、知ってる?」
「え・・・なんだっけ。」
「Twitterで大騒ぎになってるし。」
「えぇぇ、オレ最近アンテナ折れてるかなぁ・・・」
「情報化社会」と言われるようになってから月日が流れ、ネットやスマホが定着し、情報はこれからもどんどん増えていきそうです。
どのように情報を集め、どんな知識を吸収し、知恵を積み上げれば、毎年毎年成長していけるのか、情報の処理や知識を集めることが、多くのヒトに重要なテーマとなっています。
この記事では、情報を集め、知識を積んでいくための、アンテナの立て方を紹介します。
「情報」「知識」「知恵」、言葉の意味
この記事では、
- 情報=質に関係なく飛びかっている言葉や映像など、
- 知識=情報を整理、集約したもの、
- 知恵=経験に裏打ちされた知識を凝縮したもの、
というイメージで、情報を段階に分けて言葉を使いわけます。
質のよい情報を集めるには、知識を積もう。
質のよい情報を集めるには、知識を積もう。
でも、知識を積むには、情報を集めるしかありません。
禅問答のような感じになりましたが、結局言いたいことは、よい情報はよい情報を引き寄せ、悪い情報は悪い情報を引き寄せる、という法則がある、ということです。「波長同通の法則」と言ってもいいですし、スタンド使いはスタンド使いを引き寄せる、といってもいいかもしれません(笑)
自ら集めた情報、積み上げた知識に反応して、次の情報が集まってくる、というルールがあります。
情報のジャンルや性質、品質も、これに従っています。
じゃぁ最初はどうしたらいいんじゃい、ということになりますが、いまこのテキストを読んでいる時点で、何十年か、今世の人生を生きているはずですので、いまもっている情報、知識、興味関心がベースとなります。
とりあえずの作戦としては、自分の興味関心があるところに向かって、情報を集め、知識を積んでいきます。
アンテナをカンタンに立てる、オススメのツール
次に、情報を集めてアンテナを立てるための、オススメのツールを紹介します。
オススメツール:Googleアラート
公開されてからおそらく10年以上たっており、利用しているヒトも多いと思います。
気になるキーワードを登録するだけ、というおそろしくシンプルなツールです。そのキーワードで検索したときの新着情報が届くと思えばよいです。
5秒で登録が終わるのでずっと使っています。たくさん登録しすぎて読めなくなってしまうのが唯一のデメリットでしょうか・・・
オススメツール:Twitter
ヒトによって使い方はいろいろあるのでしょうが、ここでは 「Twitter」 をコミュニケーションではなく、情報収集ツールとして利用します。
まずは、興味関心が向くままに、フォローをしていきます。たくさんフォローをしないとおもしろくないサービスです。メディアやメーカー、大企業のオフィシャル情報から、個人の情報発信まで、ちくちくとフォローを増やします。
あとは、1日に何度かタイムラインを眺めるだけです。
オススメツール:Facebook
Facebookも、ほぼ同じ使い方です。フォローよりは、友だちになったり、いいねを押したりすることになります。Twitterとは別の考え方でタイムライン情報を並べ替えてくれますし、Twitterでフォローするものとは別のものをチェックすることになるので、違う角度から情報を集められます。
オススメツール:ヤフーのリアルタイム検索
「Twitter」や「Facebook」を検索するときは、それぞれの検索ボックスでもよいですが、Yahoo! JAPANの「リアルタイム」検索をよく使います。
なぜかFacebookの情報も含まれていて(2017年現在)、キーワードを入れて検索すると、そのあとリアルタイムにツイートが発生するのを眺めることができます。
オススメツール:はてなブックマーク
「はてなブックマーク」には、ランキングがあり、エンジニア系・プログラマ系の情報が充実しています。
いまではすっかり衰退してしまったソーシャルブックマークサービスの生き残りです。ブックマーク機能も大事に使わせていただいております。
オススメツール:スマートニュース
ニュースのスマホアプリは、たくさんのアプリが乱立してブームだった時期もあり、新しいのが出れば試していますが、結局「スマートニュース」に戻ってきています。
おそらくは表示の速さと、はてなブックマークに登録するときにタップ回数が少ないことが、その魅力となっていると思います。
「スマートニュース」を使う前から、「AFPBB News」が大好きで、その専用アプリを使っていましたが、いまは 「スマートニュース」 で 「AFPBB News」 をチェックしています。
流行り・すたりや関心領域の変化で変わる、変える
アプリやサービスには、流行り・すたりがかなりあり、それに合わせて利用するサービスはどんどん変わっていきます。
たとえば、「RSSリーダー」が盛り上がっているときは、速く読めるリーダーを探しては、1日1000本ぐらいの見出しをチェックしていた時期もありました。また、特定のメルマガを頼りにした時期も長く続きました。
自分の興味関心の変化によっても、情報収集のしかたを変えていくことが必要です。
オススメツール:本、書籍
実は中心軸は、いまだに紙の本です。
「Kindle PaperWhite」(※リンクは最新機種で私が実際に買ったものではありません)をずいぶん前に買いましたが、使うことはほとんどありません。使わない理由が自分でも分析できていませんが、物理的にも感覚的にも全体をつかめないことが、理由なのかもしれません。
赤線をひき、たまにペンで書き込んだり、付箋を貼り付けたりして、情報整理をやりながら読みます。
本・書籍の情報の圧縮率、集約のされかたに、ネットの情報はまったく勝てません。編集者グレイトです。
デメリットはスペースです。
本を自由に買うぐらいの収入を得るのはそれほどたいへんではないですが、都心に住んで本を置くスペースを確保するには、稼いでいく人生計画が必要かもしれません。
新しい分野の開拓には「20冊まとめ読み!」
興味関心がいままでなかった、まったく新しい分野のことを知りたくなったら、どうすればよいのでしょうか。新分野の新知識を入れたいときにオススメなのが、本のまとめ読みです。
このときだけは、巨大書店に行きます。
東京都内であれば、東京駅の丸善や、池袋のジュンク堂が好みです。
特定の分野の本が集められて並んでいますので、その棚の書籍をすべてパラパラとみて、できればすべてを買い占めます。どうみてもズレているものを除いて、最低でも10冊、できれば20冊ぐらい買えるとよいです。
「20冊も読めねーよ!」と思うかもしれませんが、これが意外と読めるのです。特定の、同じ分野の本ばかりを一気に読むのがコツです。
すべてを持って帰る気力がない場合は、いちおう神様にゴメンナサイと謝ってから、最近出版されたものは、Amazon等へスマホで注文します。(最近出版された=在庫がある=1~2日で到着する、からです)
でも、本を集めた本屋さん、その収集力・陳列力に敬意を表してできればお店で買いましょう。最近は配達サービスも使えるようです。
本がそろったら、半日から1日時間を取ります。
新分野ですのでまとまった時間をとる必要があります。年末年始の自分恒例行事にするなどもオススメです。
そして、気の向くままに片っぱしから読みます。
何冊か読んでいくと、前と同じことが書いてあります。同じ分野の本を集めていますので、当然です。同じことが書いてあれば、飛ばして読みます。
前に読んだことを忘れないうちに次の本を読むことで、関連の情報がつながっていき、新分野についてある程度の知識が頭の中に構成されていきます。日をわけて読むよりも、まとめて読んだほうがたくさんの本=情報を処理できるのです。
まとめ
超ビンカンなアンテナを立てて、それをキープ・維持するための具体的なツールや使い方を紹介しました。
お役に立てば幸いです。
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