SEO対策、あるいは、コンテンツ・マーケティングとしてのライティング、テキスト、原稿の書き方について、3番目・最後のステップである、「原稿を書く」の中で、本文を書いていくときのコツを紹介します。
目次、タイトル、リード文を決めてから、本文を埋めていく
前回までで、目次、ページタイトル、リード文を書いてきました。
あとは、これに従って本文を埋めていくことになります。ここまできていれば、あとはそれほど迷うことはなく、必要に応じてメモやネタ元を眺めながら中身を書いていくことになります。
本文を書くときのコツがいくつかありますので、それを順に紹介します。
「ですます調」「話し言葉」が基本
強い理由がなければ、「ですます調」「話し言葉」で書いてください。これが読みやすさという意味で一番広く受け入れられるからです。
また、できるだけ難しい言葉を使わないで、「平易」「平明」にすることに気を使いましょう。専門用語をできるだけ減らして、使いたいときにはわかりやすい説明をうまーく挿入しましょう。
最後まで読んでもらえることがとても大事です。
また、「ですます調」と「である調」は一般的には混在してはいけないと言われますが、あえて混在させることもあります。「ですます調」と「である調」を混ぜるのは高等テクニックと言えますので、初心者は使わないほうが無難です。
狙った検索キーワードが入るように気を使う
最初に決めた検索キーワードが、読んで不自然でない範囲で何度かは入るように気を使いましょう。
タイトルや目次にも入れているはずなので、たくさん入れる必要はありませんが、意識してキーワードを使います。
なお、調査段階でサジェストワードや関連ワードを調査してメモっていれば、その中で関連の深いキーワードは意識して本文に入れてください。こうすることで、ユーザーが引っかかる確率がさらに高まります。(ユーザーが引っかかる→Googleが上位化する、につながっていきます。)
1ページの文字数は「2000文字超」
1ページの文字数は、「2000文字超」を目安にしてください。
ここまでのステップ、つまり、キーワードを決めて調査を重ね、目次を組み立ててリード文を書いてきたなら、2000文字は超えてしまうのが普通でしょう。
理由はいくつかありますが、重要なものは次の2つです。
理由1)心理学的な知見を総合すると、読みきりやすい文字数が2000文字超
諸説ありますが、どの説も似たような数字を出しています。この解説がわかりやすかったです。
このブログでは、「1分間に読める文字数:800文字 ✕ 集中できる時間:3分=2400文字」という計算を提示しています。
理由2)最後まで読まれる文章を書けるスキル
目次を組み立てる段階では、課題が解決できるか、ニーズを満たせるか、ということが大事ですが、原稿を書く段階では、最後まで読まれる、ある意味でおもしろい、さらっと読める文章を書くことが大事です。
最後まで読まれる文章を書くときに、2000文字の量が最初のステップになり、そこから5000文字まで量を増やしても読まれる文章を書くのは、ものすごく難易度が高いのです。
これは、天狼院書店という本屋さんが主催しているライティングゼミに参加すると、耳にタコができるほどに繰り返し教えてもらえます。たとえばこのページの:
カリキュラムの中に「2000~5000字の間にはキャズム的な谷が存在する」と書かれています。「キャズム」という言葉でその谷を超える難しさ、スキル的な難易度を説明してもらえます。
原稿を書くときにやってはいけないこと
最後に、原稿を書くときに絶対にやってはいけないことをあげておきます。
コピペ厳禁
絶対に「コピペ」してはいけません。
最近のGoogleは、コピーコンテンツ、部分的にでもコピペされたページを激しく嫌います。コピーコンテンツと判断された場合は、検索結果から消えます。
コピーコンテンツチェックツールが、いくつも登場していますので、不安であれば利用してみましょう。
薬事法関連、景表法関連のテーマをチェックなく公開しない
「WELQ問題」として大騒ぎになった手法の問題点は、上述のコピペ横行と薬事法関連に引っかかったことの2点に集約できます。
薬事法に引っかかる表現の代表は「〇〇で治ります!」「✕✕で予防できます」などですが、かなり複雑で細かい判断が入ります。ですので、専門家が含まれたチェック確認体制を作れないなら、コンテンツ作り自体をあきらめることも考えましょう。
キーワードからのライティング:リンク集
「キーワードからのライティング」と題して、SEO対策、コンテンツSEOそのものとなる、検索上位化を目指すライティング、原稿の書き方について、手順を紹介しています。リンクをまとめておきます。
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