SEO対策、あるいは、コンテンツ・マーケティングとしてのライティング、テキスト、原稿の書き方について、2番目のステップである、「調査」の中で、検索結果ページ以外に何を見ておくべきかを紹介します。
検索結果ページの他に、何を見ておくべきか
SEO対策、検索結果で上位になるために、まずは競合・ライバルたちを眺めました。
これでコンテンツの網羅性はある程度確保できるのですが、ライバルにない独自性を少しもたせるためには、検索結果ページを見ているだけでは少し物足りません。
ユーザーのニーズに対してGoogleが気がついていない「答え」があるかもしれません。これは検索結果ページではなかなか見つかりません。
では、どういう調査をすればよいか、ここでは2つの例を紹介します。
1)Q&Aサイトからニーズと回答をひろう
検索キーワードは同じでかまわないので、Q&Aサイトを検索して関連するトピックを探します。
Yahoo!知恵袋
Q&Aサイトでは、圧倒的なシェア、記事の多さ、アクセスの多さを誇ります。また、日本の検索サービスとして半分のシェアをもつヤフーが運営していますので、検索機能が充実していて性能もよい感じがします。
教えてGoo!、OKWave、発言小町、など
「Yahoo!知恵袋」以外、とまとめてしまうのは申し訳ないのですが、女性向けが多いなどそれぞれ特色は打ち出されているものの、シェアとしては小さいです。
提携してQ&A記事をコピーしていることもあり、コピーでなくとも内容のかぶり・重複も多いです。よって、「Yahoo!知恵袋」以外のQ&Aサイトは、一定以上たくさん調べても効率が落ちていくので、そこそこのところで止めておきましょう。
特定の分野に強いQ&Aサイト出現に要注意
ときどき、特定の分野に強いQ&Aサイトが出現しますので、要チェックです。
たとえば、エンジニア向けは継続的にニーズがあるらしく、ソースコードをみせやすいなど独特の機能がほしくなるためか、時間をおいていくつも出現しているようです。たとえば、
- Qiita https://qiita.com/ はすっかりおなじみになりました。
- teratail https://teratail.com/ は比較的新しく、流行っているようです。
このような特定分野に強いQAサイトでは、検索キーワードとは別に、ニーズを拾うことも可能です。
たとえば、回答がついていないのに比較的閲覧数(View数)が多い場合、その質問に対する回答コンテンツをつくると、ライバルが少ないために検索結果ページで上位化しやすく、一定のニーズがあるために流入を確保しやすくなります。
2)SNS系サービスのチェック
Q&Aサイトをひととおりチェックしたら、次に、SNS系サービスをチェックしましょう。
「Twitter」の検索機能が圧倒的に強い
SNS系では、Twitterの検索機能が、網羅性、情報量で圧倒的に強いです。よって、まずは、Twitterで検索しましょう。
対象のテーマにより、InstagramやFacebookなど他のSNSも眺めます。
対象のテーマや関連分野に特化した、マイナーなオピニオンリーダー、あるいは、そのスジのプロが見つかることもあります。するとそのプロのブログをたどって調査内容が広がったり充実したりします。自分があまり知らないテーマについて書く場合、特に有用です。
意外なベンリさ: ヤフーリアルタイム検索
また、ヤフーリアルタイム検索はあまり有名ではないようですが、使えます。
最新のものしか見ることができませんが、TwitterとFacebook(公開部分のみ)の両方を網羅して同時に検索してくれます。
Facebookのフィード内容がさくっと検索できる機能は、他で見つけていません。
まとめ
Q&AサイトやSNS系サービスの調査も、オーガニック1ページ目の調査と同じように、メモしながら、必要に応じてコピペしながら、見ていきましょう。次の段階、つまり、目次を考えたり記事を書いたりするときに、有用な資料となります。
キーワードからのライティング:リンク集
「キーワードからのライティング」と題して、SEO対策、コンテンツSEOそのものとなる、検索上位化を目指すライティング、原稿の書き方について、手順を紹介しています。リンクをまとめておきます。
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