キーワードからのライティングで、検索サービスからの流入を狙う方法

マーケティング

ライティング、原稿の書き方として、「キーワードからのライティング」を紹介します。

これは、SEO対策そのものであり、コンテンツ・マーケティングでもあり、いわゆる「ブログで稼ぐ」手法の基本となる技術です。

「検索」からの流入を狙う理由

Webサイトへの流入、つまり、見るヒトはどこから来るか、を考えるときに、現在の状況でまず考えなければならないのは、「検索」と「SNS」の2つです。(※これに関しては、別の記事で詳しく解説しています:

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「SNS」からの流入はコントロールがむずかしい

「SNS」からの流入をイメージするには、いわゆる「炎上」している状態を観察するとわかりやすいと思います。「SNS」からたくさん流入している状態は、炎上していることと見た目があまり変わらないからです。(それにくっついて飛びかうコメントが、称賛なのか/批判なのか、という違いです)このようにイメージすると「SNS」からの流入を狙うときのデメリットが見えてきます。

つまり、「SNS」からの流入は、コントロールが難しいのです。「炎上」を自由自在に起こしたり消したりすることはかなり難しいです。(逆に、もし自由に制御できるのであれば、流入を増やしたい、という悩みはなくなってしまいます)地道にフォロワーを増やすなどの技術は一部ありますが、そのときの時流・トレンドなど自分でコントロールできない範囲、つまり、外部環境の影響が大きいので、タイミングよく波に乗るのが一番効果的なこともよくあります。

「検索」からの流入は、努力の積み上げがしやすい

これに対して、「検索」からの流入を強くすることに対しては、地道な努力や改善の積み上げが可能です。

検索サービス自体も外部環境ですので、コントロールできないものであることは同じですが、Google独占ではあるもののある程度理性的な論理があり、「SNS」ほど感情的に気まぐれには変化しません。

また、「検索」事実上は「Google」で上位化し流入している状態をつくることができれば、広告などの費用を投じなくとも、一定数のターゲットに見てもらうことができます。

よって、「キーワードからのライティング」とは、「検索」サービス、事実上Googleの検索結果ページでの上位化表示を狙って、記事を書くことです。これは、「SEO:Search Engine Optimization」、SEO対策そのものです。

「検索」からの流入数

「検索」からの流入数は、次の2つの要素で決まります。

  • どのぐらいの頻度でそのキーワードが検索されるか【検索ボリューム】
  • そのキーワードでどのぐらい上に表示されるか【検索順位】

の2つで決まります。前者を「検索ボリューム」と呼びます。

つまり、「検索」からの流入数は:

(キーワードの検索ボリューム)✕(検索結果の順位・1ページ目にあるか)

という掛け算で決まります。

キーワードの検索ボリューム

どのぐらいの頻度で検索されているか、を一般に「検索ボリューム」と呼びます。

「検索ボリューム」を調べるにはいくつかの方法があります。次のようなツールを使うのが一般的です。

実際に見ていただくとわかりますが、どれも数字が異なります。

数字の精度・細かさもバラバラです。大まかな傾向をつかんだり、これと比べると多い少ないという相対的な比較で満足するしかありません。

1ワードより、2ワード・3ワードを狙う

また、日本国内では、現状、ヤフーとGoogleのシェアは同じぐらいでほぼ両者で二分しており、検索ボリュームの大きさの傾向は似ています。

一般には、1語(1ワード)は検索ボリュームが大きく、2語、3語と増えていくにしたがって検索ボリュームは小さくなっていく傾向にあります。

たとえば、「パソコン」は、50万件近い数字が出ますが、「パソコン 中古」は1万の桁に下がります。弱者の戦略としては、まずは2語、あるいは、3語のキーワードを狙っていくことになるでしょう。

検索ボリュームがとても大きいものを俗に「ビッグワード」と呼びます。

流入数の観点からいうと、上述の掛け算にしたがえば、「検索ボリュームが大きいほど、流入数が大きくなるはず」です。ただし、「検索ボリュームが大きいほど、競合・ライバルが多いはず」です。つまり、上位化が難しくなる、ということです。

検索結果ページで上位化するということ

では、前述の掛け算式の右側である「検索結果ページで上位化する」を具体的にしていきます。

これは一言で言うと、「いかにGoogleの気持ちになれるかどうか」です。Googleが上位化したくなるようなことをしてあげればよいわけです。

Googleは、検索するユーザーの意図を読み取りそれに答えようとしています。そのために何億円では足りず何兆円の投資をしています。Googleは世界を制覇しているようにみえますが、Google検索よりもよいものが出てきてあっという間にユーザーをそちらにとられてしまうことを、実際には最も恐れているのです。

また、あらゆるコンテンツは飽和していると仮定してみます。
つまり、何か調べたいと思ったらそれに答えるコンテンツはネットの世界のどこかに必ずありGoogle検索で出てくるはずだ、と考えます。すると、まずはGoogleがキーワードに対してユーザーの意図をどう考えているかを読み取ることが大事になります。

実は、SEOについてはGoogleから公式な文書が発信されています。

Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google for Developers
検索エンジン最適化に関する、Google 公式の SEO スターター ガイドです。SEO の定義からウェブサイト運用者向けの基本的な施策まで、SEO 関連の基礎を幅広くご紹介します。
Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)| Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google for Developers
Google 検索の基本事項は、ウェブベースのコンテンツ(ウェブページ、画像、動画など、Google がウェブ上で見つけた一般公開されているコンテンツ)について、Google 検索結果に表示されるための適格性を満たし、上位に表示されるようにするための重要な要素です。

これらを解説している記事が大量にありますので、最初はそれを読むほうがとっつきやすいでしょう。「SEOスターターガイド」や「ウェブマスター向けガイドライン」など文書名で検索すると出てきます。

こうすれば上位化するよ、とGoogle自身が発信しているわけですが、細かい話しが大量にあり最初は混乱します。「Googleの気持ち」を考えてそこからブレークダウンしてくると、優先度などがわかって頭の中を整理しやすいでしょう。

まとめ

どのようなキーワードで検索されるかを戦略的に考えながら「Webライティング」を進める手法を紹介しました。

お役に立てば幸いです。

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