SEO対策、あるいは、コンテンツ・マーケティングとしてのライティング、テキスト、原稿の書き方について、8回にわたって紹介してきましたが、最後にアイキャッチ画像の活用方法と、画像を手に入れるコツについて紹介します。
アイキャッチ画像を付ける理由
昨今のブログ記事には、その記事の一つ一つにアイキャッチ画像というその記事の内容を象徴するような写真やイラストをつけることがとても多いです。
文章に自信があるヒトほど、
- 「記事の内容には関係ない」
- 「画像を手に入れるのがめんどくさい」
- 「著作権とか不安だし」
などの理由でアイキャッチ画像を入れないことがあるのですが、これはオススメできません。
たとえば、「成約のコード」という本には、
「自社サイトの各ページにビジュアル要素を1点ずつ入れたところ、
「成約のコード」より引用
サイト滞在時間が150%アップ、
訪問者一人あたりの平均滞在時間が1分→2分30秒に伸びた」
という事例が紹介されています。
アイキャッチ画像を入れる理由から代表的なものをピックアップします。
テキストを読むストレスを癒やす
1つは記事を見たときの印象です。
テキストを読む、という行為は結構疲れます。読み手、つまり、コンテンツを受け取る側の労力をかなり使います。そのストレスを少しでも軽減、癒やしてあげる効果が、アイキャッチ画像にはあります。
よって、アイキャッチ画像はページの冒頭だけではなく、たとえば<h2>タグなど文章の節目になる部分にも入れててあげると、読む労働力を軽減させストレスを減らす効果があります。
SNSからの流入増
また、他サイトからのリンク、特にSNS系サービスからリンクされたときに、その流入が増える効果があります。
TwitterやFacebookなどのSNSでは、リンクを記入すると自動的にアイキャッチ画像をページから取得して、リンクに付けて表示してくれる機能があります。
流れていく大量の記事の中から、まずは「おっ!」「これは!?」という感じでリンクが目に止まる必要があります。文字よりも画像のほうが目に止まりやすいのです。
- 画像が目に止まって→
- タイトル文字や説明文を少し読んで→
- 興味があると判断したら、
リンクをタップして流入してきます。
内部リンクでもクリック(タップ)を誘う→回遊増、滞在時間増
同じ効果が、ブログ内部でも発揮されます。
ブログサービスや「WordPress」などのツールでは、ブログ内部のリンクを自動的に作成・書こうしてくれる機能があります。そのときに、アイキャッチ画像があるのとないのとでは、クリック(タップ)される量が変わります。
アイキャッチ画像を設定する機能を活用
「WordPress」にはアイキャッチ画像を設定する機能が付いています。いろいろなテンプレートやプラグインがこのアイキャッチ画像設定を利用しますので、活用しない手はありません。
アイキャッチ画像の入手方法
アイキャッチ画像があまりにもポピュラーに普通に使われるようになったために、このニーズを見込んだ無料画像を提供するWebサイトがものすごく増えました。
「パブリックドメイン」などと言われていた時代とは違い、商用利用OK、かつ、無料という画像提供サイトが増えています。
ヒトが映っていると、特殊な許諾が必要な場合がありますが(モデルリリース)、これをクリアしていることをアピールするサイトも増えましたので、比較的安心してたくさんの選択肢の中から選べるようになってきました。
検索で「フリー 画像」「無料 画像 素材」などと入れると大量に引っかかりますので、その中からしっくり来るサイト、使いやすいサービスを選びましょう。
外国のサービスも結構オススメです。外国の何気ない写真でクールに仕上がることがあるので、活用しましょう。
最初のうちは時間がかかってとまどいますが、慣れていくると短時間で探せるようになります。
このブログでよく利用しているのはこのサイトです:
権利面が不安なときの対処法
それでも権利関係が不安、という場合はあると思います。そのときの対処方法を2つあげておきます。
1)自分で撮る(スマホで )
自分で撮影すれば権利面はほぼ心配ありません。手元にスマホがあれば、数年前には考えられなかったような高品質の写真が撮影できます。
写真撮影そのものには多少の技術が関係してきます。撮影のコツも2つだけ紹介します。
- 撮影のコツ1)太陽の光の下で撮る
- 撮影のコツ2)いろいろな角度からたくさん撮影していいものを選ぶ
写真は光の調整がキモになるのですが、窓際などでもよいのでできるだけ太陽の光をあてて撮影すると、いい写真が撮れます。
また、普通ありえないような角度から撮るとたまにいいものが撮れるので、初心者のうちはやたらめったらたくさん撮影しましょう。
人物が入る場合は、上述の通りモデルリリースが関係してきますので、少し気を使う必要があります。
2)有料の画像提供サイトを使う
無料Webサイトと同じように、有料の画像提供サイトもものすごい勢いで増えました。
有料のサイトは、画像の数や質で無料に負けないようにしているところもありますが、検索機能が充実しているところもメリットです。つまり、比較的早く探せます。
プロのイラストレーターやカメラマンが日々アップし続けているサービスもあれば、スマホで撮った素人写真専門のサービスもあります。高いものから安いものまでバリエーション・選択肢が豊富です。
キーワードからのライティング:リンク集
「キーワードからのライティング」と題して、SEO対策、コンテンツSEOそのものとなる、検索上位化を目指すライティング、原稿の書き方について、手順を紹介しています。リンクをまとめておきます。
コメント