SEO対策、あるいは、コンテンツ・マーケティングとしてのライティング、テキスト、原稿の書き方について、3番目・最後のステップである、「原稿を書く」の中で、目次やタイトルを書くときのコツを紹介します。
全体の構成を目次に落とし込む
「調査」段階で、いろいろなWebサイトやSNSを眺めて、あるいは、ネタをメモしながら拾ってきています。これを眺めながら、全体の構成を考えつつ目次に落とし込んでいきます。
まず最初に気をつけるのは、網羅性
まず最初に気をつけるのは、網羅性です。
ユーザーのニーズ・求めている答えと、オーガニック1ページ目のライバルたちの答えを照らし合わせながら、優先度の高い内容から順に入れていきます。また、1本の読み物として流れるように、それぞれの内容を並び替えます。
これには、マインドマップ系のツールを使うと便利です。私が使っているのは、「Xmind」というツールです。
他にも似たようなソフトがたくさんありますので、しっくりくるものを探しておきましょう。
調査内容をメモするところからこれを使って、そのまま目次やタイトルまで追加していくとスムーズです。
独自コンテンツを追加する
同じようなコンテンツをまとめて並べておくだけでは、 ライバルたちに勝てるかどうか不安です。
SNSを調べたり、目次を構成したりしているうちに、こういうのが入ってくるといいんじゃないか、と思い当たるものが出てきます。
ユーザーの課題解決をイメージすると、これが足りない、あれがあったほうがいい、という思考が働き、独自コンテンツを組み立てやすくなります。不足するものを付け加えたり、独自に調査してミニコンテンツを作ったりしながら、目次に加えていきます。
必要なコンテンツを網羅して、さらに独自コンテンツを少し加えることで、より多くのユーザーの課題解決につながり、結果的に検索結果ページで上位化が進みます。
目次は、タイトル。同じぐらい大事
ページタイトルの重要性は、このあとのステップ(別記事)でさらに掘り下げますが、ページタイトルの次に大事なのが、目次のコピーの質です。
ユーザーが検索結果ページから自分のコンテンツページに入ってきたときの行動・思考をイメージしてみます。
- まず、検索結果ページでタイトルと要約文をみて、自分の目的が達成されそうな雰囲気だったらクリック(タップ)します。
- ページが表示されると、冒頭の文章と、目次があれば目次を眺めて、自分のニーズが満たされそうだと分かれば、続きを読み始めます。
- 目次を眺めたところで、よくわからずにすぐに戻ってしまうと、直帰扱いとなってしまい、検索順を下げる力となってしまいます。
ですから、目次のコピー・文章はとても大事です。ひと目で内容がわかる、引きのある文を作りましょう。
ユーザーの目を引きやすいネタの例
では、ユーザーの目を引きやすいコピー、つい気になってしまうコンテンツの例を紹介します。
- ユーザーの目を引きやすいネタの例:
- 比較、ランキング、まとめ
- メリット、デメリット
- ノウハウ、方法、
- みんなに知られていない、みんなが知りたい、秘密
- 無料、0円
- 理由
- 数字(○パターン、○選、○日、○分で、などなど)
- できる、失敗する、失敗しない
これを眺めながら、追加できそうなネタを目次に追加し、あるいは、これらを強調したコピーを目次に入れていきます。
深さは2段から3段
ページのタイトルは、h1タグとtitleタグでページに挿入します。
よって、目次は、h2からh6のタグを利用します。こうすることで、Googleがコンテンツの中身を評価しやすくなるからです。
目次を構成するときは、2段から深くても3段までにするのがよいです。hタグの使い方は、番号を飛ばすことなくh1から順番に使うのが必須ルールです。2段から3段にする、ということは、h3あるいはh4ぐらいまでにして、h5やh6は基本的に利用しないことを意味します。
ページは縦に長くなりますので、学術論文のように厳密に深い階層構造をつくっても、読む側は把握しません。
前項でイメージしたとおり、目次を眺めて満たされそうな雰囲気がしたら、続きをざーっと読んでいくような行動になるので、全体の構造を気にされることはあまりありません。それよりも「ぱっと見」で把握しやすく、読みたくなるような目次を目指します。
ぱっと把握できる目次がかけたら、あとは流して読みやすい、さらさらとした記事を書くのが、Webライティングの基本方針です。
キーワードからのライティング:リンク集
「キーワードからのライティング」と題して、SEO対策、コンテンツSEOそのものとなる、検索上位化を目指すライティング、原稿の書き方について、手順を紹介しています。リンクをまとめておきます。
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